98NOTEの液晶画面2018年10月30日 23:20

液晶画面は劣化するんだ。
何となく、そう思っていましたが、ついに来てしまった。

写真はガビガビになった、PC-9801NS/Aの液晶画面です。
つい半年ほど前までは、中央の映りが薄いなぁ~?と思っていたら
いつの間にかこんな状態に…。悲しい。。
まともに映るのは上下1行位になってしまいました!

しかも、この鼻を突く臭い。「都こんぶ」を強烈にした様な…
(「都こんぶ」は好きですが…)

でもこれ、液晶の劣化では無い様です。

ネットで調べてみたら、この件に関して研究や修理に挑んでいる
方々がいらっしゃいました。
どうやら、液晶パネルの前後にある「偏光板」という特殊なフィルタ
の経年変化で、この様な状態になるようです。
写真フィルムがヘロヘロになる「ビネガーシンドローム」と
似たような現象が、この「偏光板」で起こる様です。

この「偏光板」を張り替えることで修理が可能という事です。

私も駄目もとで張り替えに挑戦したいと思います。

成功したら(しなくても)、この場でご報告したいと思います。


*追記
かなり大変でしたが、何とか張り替える事が出来ました。
以前のようには映らないものの、マシな状態にはなりました。

詳細は後日、ご報告いたします。

IchigoJam BASIC2018年01月28日 20:52

前にBASICの話を書きましたが、今も有るんですね。
Jig.jp社が開発しているIchigoJamという物です。
何年か前、「こどもパソコン」という教材向けに出ていた事は
知っていましたが、これが中々の物でした。

価格もキットで1500円位、完成品でも2000円台です。
但しアナログビデオ入力対応のテレビと、PS2キーボードが必要。
詳しくは公式HPを。
https://ichigojam.net/

使用しているICはNXP社のLPC1114というマイコン1チップのみ!
マイコンICなだけに入出力端子が数本あり、外部デバイスを
制御できます。ちょっとした実験や、その気になれば
「ロボットカー」なんかも作れるかも知れません。

写真は、I2C通信を利用したドットLED表示実験。
右側の大きいICが IchigoJamコア(BASICプログラム済みマイコン)
単体で800円でした。

アナログテレビとPS2キーボード、どちらも一昔前の物ですが、
お持ちでしたら繋げてみてはどうでしょう?

あの懐かしのBASIC画面に、再び、出会えます。

ワールド・インベーダー2017年08月27日 22:50

Invader Wars
Z80繋がりの話をもう1つ。
全盛期だった80年代、ゲーム機にもよく使われていました。
写真はインベーダー(もどき)の基板です。
ベンダー機メーカーの工場が家の近く(埼玉の八潮市)にあって
そこで譲って頂いた物です。
当時、インベーダーの類似品は幾つかあって、その中の1つ。
World Invader とか Invader Wars とか言う物の様です。

基板、右上の横長の大きいICがZ80 CPUです。
ROMは2708(1Kx8Bit)が7個、RAMは2114が4個、
VRAMにはDRAMの4027が16個使われ、超・シンプルな構成。

ビデオ出力は、RCAピンが直接生えていてTVに簡単に繋がりました。
ちなみに、右側のTVの大きさは10インチです。
基板の大きさが分かると思います。。
 
現在の技術なら、1チップで済んでしまうんでしょうね。

懐かしのマイコン SHARP MZ-80K22017年06月17日 21:50

昔は「マイコン」と呼んでいました。
初めて触れたのは中学時代、部活の先生が MZ-80Cを所有していて
触らせてもらいました。
その後、バイトで稼いだお金で買ったのが、このMZ-80K2(中古)です。

品番から分かる様に、CPUは Z80。本家はアメリカのザイログ社。
命令もシンプルで、とても使いやすいCPUでした。
当時はシャープもこのCPUを作っていて、それを搭載していました。

CPUクロックは 2MHz!、メモリは増設してもたった48KB。
「クリーンコンピュータ」という設計で、電源を入れただけでは
何にも出来ません。今でいうとHDDの無いパソコンで
「BIOS画面が表示されるだけ」といった感じでしょうか。
この状態から、当時の記録メディアである「カセットテープ」から
ゲームプログラムやインタープリター(BASIC等)を読み込ませて、
やっと使える様になります。
ちなみに、このカセットを「音」で再生すると こんな感じです。

このマシンで、雑誌に掲載されていたゲームプログラムを、ひたすら
打ち込んで遊んだり、プログラム作りに挑戦してました。
特にベーシックでは簡単なゲームを組んだり、データベースを構築
してました。(大げさ)
でも漢字はおろか、ひらがなすら打てませんでした。(-_-);

音楽も演奏?出来ました。例えば、、
MUSIC"CDEFG" とすると「ドレミファソ」と鳴ります。
ちなみに音長は後の数字で指定します。
MUSIC"C6D3E6C3E5C5E7" とすると・・・「ドレミの歌」です。
単音でしたが、当時は感動したものです。

何をするにも時間のかかった時代。
でも、のーんびりな時代でした。

ラップトップPC NEC PC-98LT2016年06月25日 22:18

PC98LT
押入れを片付けていたら・・・ 懐かしいPCが出てきた。
NEC PC-98LT。ノートパソコンではなく「LAPTOP PC」と呼ばれていた。
活躍していたのは、かれこれ20数年前でしょうか。
これでDOSやBASICの勉強をしたものでした。
(最も、その前にSHARPの「MZ-80」が先ですが、その話は後日。)

久しぶりに電源を入れてみた。無事立ち上がった!大したものです。
でも・・・、へ? DOSが立ち上がった???
そうか。
当時のパソコンは、フロッピーからデータをロードしてOSやアプリを起動
していたが、このPCは内蔵ロムにDOSやBASICが入っており、現在のHDD起動
みたいな事が出来るのでした。(ROMドライブはCでした!)
こんな時代、いかにシンプルなプログラムを組むか、悪戦苦闘したものです。

今やハードディスクやメモリの容量はケタ違い。
その分、リソースの無駄遣いも多い気がします。