IchigoJam BASIC(2)2019年05月18日 21:48

実験ボード
IchigoJamを使った実験ボードを作ってみました。
実験と言いつつ、デジタル時計を意識して小さくした為、基板は2枚に。肝心のIchigoJamは裏にあります。

ドットマトリクスLED(ドライバーはHT16K33)にRTC(時計IC)、更にEEPROMも搭載。
この3つはI2Cで接続しています。信号線2本で繋がります。
あとスイッチ2個に、IRセンサーにcdsセル。裏にUSBモジュール。
cdsセルは昔から有るセンサーで、明るさで抵抗値が変わるという物。余っていたので付けてみました。

とりあえずドットLEDに「1234」と表示してみました。
プログラムは以下です。

10 CLV
20 POKE #700,#21,#81,#E2,0
30 R=I2CW(#70,#700,1)
40 R=I2CW(#70,#701,1)
50 R=I2CW(#70,#702,1)
60 POKE #710,0,0,#75,#17,#15,#11,#15,#11,#77,#17,#11,#14,#11,#14,#71,#17
70 R=I2CW(#70,#703,1,#710,16)

20~50行はドライバHT16K33の初期設定。
60行は「1234」の数字フォント(3x7ドット)をメモリに格納し、
70行でデバイスに送って表示しています。

I2Cデバイスへ簡単な命令で送れるので、とても便利です。

もう少しアレンジして、数字ルーレットの様にしてみます。

200 LET[20],0,7,5,5,5,5,5,7,0,2,2,2,2,2,2,2,0,7,1,1,7,4,4,7,0,7,1,1,7,1,1,7,0,5,5,5,7,1,1,1
210 LET[60],0,7,4,4,7,1,1,7,0,7,4,4,7,5,5,7,0,7,5,5,1,1,1,1,0,7,5,5,7,5,5,7,0,7,5,5,7,1,1,7
220 A=RND(9):B=RND(9)
230 FOR E=0 TO 7
240 F=E+20
250 [E]=[A*8+F]+[B*8+F]*16
260 NEXT
270 R=I2CW(#70,#703,1,#800,16)
280 WAIT 5
290 IF BTN() END
300 GOTO 220

200行はフォント(0~4)、
210行はフォント(5~9)を配列変数に格納。
220行で2つの乱数を取得し、
230~260行でその数に対応した数字フォントを配列変数[0]~[7]に格納。
*この配列変数が独特で、[0]~[7]がメモリアドレス#800番地から16バイトに対応しています。
270行でメモリ#800番地から16バイトをデバイスに送って表示。
これをボタンが押されるまで繰り返します。

とりあえず、動作は確認出来ました。
後はプログラミングで、目標はデジタル時計です。

先は長いです。。

*IchigoJamに関しては公式HPを。
https://ichigojam.net/

IchigoJam BASIC2018年01月28日 20:52

前にBASICの話を書きましたが、今も有るんですね。
Jig.jp社が開発しているIchigoJamという物です。
何年か前、「こどもパソコン」という教材向けに出ていた事は
知っていましたが、これが中々の物でした。

価格もキットで1500円位、完成品でも2000円台です。
但しアナログビデオ入力対応のテレビと、PS2キーボードが必要。
詳しくは公式HPを。
https://ichigojam.net/

使用しているICはNXP社のLPC1114というマイコン1チップのみ!
マイコンICなだけに入出力端子が数本あり、外部デバイスを
制御できます。ちょっとした実験や、その気になれば
「ロボットカー」なんかも作れるかも知れません。

写真は、I2C通信を利用したドットLED表示実験。
右側の大きいICが IchigoJamコア(BASICプログラム済みマイコン)
単体で800円でした。

アナログテレビとPS2キーボード、どちらも一昔前の物ですが、
お持ちでしたら繋げてみてはどうでしょう?

あの懐かしのBASIC画面に、再び、出会えます。

小さなソーラー(太陽光)発電2014年05月18日 18:10

ソーラーパネル
何とか実験的に組んだみた太陽光発電。

最初、試しに電球型蛍光灯(12W)をつけてみました。
発電した電源で明りが点いた時は、何というか、不思議な感じでした!


当初の目標は、小型テレビ(10W)と照明・電球型蛍光灯(24W)をカバー出来ればと思っていましたが、甘かった。

設置場所の問題も有り、あまり大きな物は置けないので、結局、パネルは幅50cm程の物を購入。
(これでも店頭で見るとデカい。OptoSupplyというメーカーの25W出る物で1万円でした。)
この25Wというのは、太陽がギンギンに当たっている時の出力。
当然、曇ったり日陰になったりする訳で蓄電池に貯めるのですが、これまた結構な値段。結局、メンテナンスフリーのシールドバッテリー(12V 15Ah)を選んだが、全然の容量不足でした。
後で知ったのですが、この容量だと引っ張れるのはせいぜい1.5Aだそうです。3Aとか普通に出ますが、負荷を掛け過ぎると寿命が短くなるそうです。特に鉛蓄電池は放電し切ってしまうと、二度と使えなくなってしまうそうです。

と言う訳で、現在消費電力が10W(12Vで1A程度)のテレビやノートPCに使用しています。1日充電して、テレビが2~3時間観られます。
(時間制限付き・笑)


ソーラー発電で重要視する点は、充電システムと蓄電池です。
目的にあった容量の物を選ばないと、安心して稼動出来ません。
寿命はせいぜい5年で、処分の事も考えなければなりません。

また、電池は取り扱いを間違えると液漏れ・爆発など非常に危険です。
特に自動車用のバッテリーは希硫酸が入っておりガスが発生します。
室内では使用できません。

設置を検討されている方は、注意してください。