ビネガーは止まらない!2021年06月10日 22:50

VL-DC3画面
以前、98NOTEの液晶について書きましたが、同様の現象は液晶画面全般に言える事で、避けられない問題の様です。
ビネガーシンドロームによる偏光フィルムの劣化は、画面が映らなくなるだけでなく、周囲の部品も傷めてしまいます。

写真はSHARP VL-DC3(MiniDVカメラ)のモニター画面です。
真ん中が見えなくなりました!
まぁ、20年は経っているので無理もないですが、メカよりも、電子部品よりも先に液晶フィルムのせいで使えなくなってしまうとは・・・ 残念というか、とても悲しいですね。
偏光フィルムの張替えが出来るか、後日バラしてみたいと思います。

ところでMiniDVテープですが、他のテープと比べて劣化スピードが早い様です。
5年ほど前のテープが再生不能です。というか十数秒でヘッドが汚れて映らなくなります。早送り・巻き戻しを繰り返すと復活したりしますが・・・
磁性体の構造の問題でしょうか?
これより古い、VHSテープの方が遥かに長持ちしています。

テープを所有している方、映らなくなる前に他メディアへコピーしましょう!

*追記
とりあえずバラしてフィルムを剥がしてみました。
液晶にストレスがかからない様に注意しましたが、やはり無理ですね。
今のところ綺麗に映っていますが、後々ドット抜け等起こるかも知れません。
この液晶、購入した偏光フィルムでは45度傾けないと映りませんでした。
<実験中の写真はこちら>

ゲーム基板のROM交換2020年10月28日 23:20

ROM交換
前にZ80の載ったゲーム基板の記事を書きましたが、この基板、どーも調子が悪く
調べたところROM端子とソケットの接触不良と解りました。
思えば昔、頻繁に抜き差ししたり、暴走させて遊んだり(アホ)した為、端子はボロボロ。更に経年変化も手伝って・・・ 当り前ですね。
という事で、ROMを交換する事にしました。

ROMは2708が7個なので容量的には7KB余り。
2764が1つ有れば事足りるので簡単に考えていたのですが、甘かった!
基板の回路を辿って、アドレスの割り当てを調べたら・・・「えっ、そんなぁ」な状態でした!

ROM1~ROM6 は、$0000-17FF と連続しているのですが、
次の番地、$1800-1FFF が、何故かRAMに。そして、
その次の、$2000-23FF が最後のROM7 に割り当てられていました。

この基板、設計当時は2708を6個だけを想定していたのでしょうか?

ここに8KBのROMを載せるには、ROMのアドレス$1800 を$2000とする複雑なロジック回路を組まなければならず、部品の数も増えてしまいます。
そこで、27128を使う事にしました。つまり、ROM7のデータは2000番地に書き込むという訳です。
こうすれば複雑な回路も必要無く、2708用のOE信号7本を利用出来ます。
OE信号7本はANDゲート(7408)で纏めました。ロジックIC1つで済みました。

とりあえず実験段階(下駄ソケット状態)ですが、この方法で無事動いてくれました。

後は、基板上に綺麗に収めれば完成ですが、、それが大変だったりします。

電子パーツいろいろ2019年11月30日 18:07

電子パーツ 差し上げます!

当方のサイトですが、ジャンクページに
電子部品コーナーを開設しました。

http://www.asahi-net.or.jp/~sr8s-ookb/eparts.htm

ココに載せてある部品、無料で差し上げます。
(マニアックな物ばかりですが…)

必要な方はご連絡ください。

リチウムイオン電池2019年04月28日 22:05

Li-ion
先日、ある充電池パックがぷっくりしてきました。
使えない訳ではなかったので、暫く使っていたのですが成長は止まらず、
中を剥いでみたら・・・ 
まるで風船の様にパンパンで、今にも破裂しそうです!(汗)
恐ろしくなったのでケースに入れて隔離しました。

ネットで調べてみると、リチウムイオン電池は特性上、中にガスが溜まり膨らむ事がある様です。
「オイオイ」という感じですが、誤った使い方をしない限り破裂する事は無いそうです。

充電池は、家電屋さんで回収していますが、この状態では断られそう。

どうしたものか。。


*追記
完全に放電(使い切った状態に)して、2ヶ月ほど放置したら、若干しぼんできました。一安心です。
もし、似た様な場面に遭遇したら、焦らず放置してください。

くれぐれも、私のように分解しない事!

厄介なチップコンデンサ2019年03月02日 21:15

BDP MainBoard
先日、BDプレーヤーの電源が入らなくなりました。
購入してから3年しか経っていないのに。。

で、色々調べたところ、電源ラインにあるコンデンサが原因でした。
写真の矢印で示したチップコンデンサ、1本だけです。
コンデンサの劣化は、液漏れや変色など見た目で解る事が多いのですが、このコンデンサ、見た目では全く解りません。
しかも、厄介な事にショート状態でした。
その為、保護回路が働いて、電源が入らなかった様です。

チップコンデンサ(タンタル?)がショート状態になるトラブル、実は以前にも遭遇してまして、H社のスリムPCや、A社のMa○miniでも起こりました。
いづれも、同じ様に電源ラインがショート状態で、何処のパスコンが壊れているのか探すのが大変でした。
Ma○miniの場合は、3本並列に配置されていた為、色で解りました。
1本だけ、わずかに色が濃かった。

しかし・・・
技術の進歩で、マイクロ化してゆく電子部品。
故障箇所が特定出来ても、修理するのは大変です。

まねしないで下さいね(笑)。